ふくいのアユ
ふくいの代表的な川魚である、アユ。伝統的な友釣りで遊漁をたのしみませんか。初心者の方にも、道具選びから釣り方、美味しい食べ方までご紹介します。
アユって、どんな魚?
福井県では、海から上がったアユを親にして卵を産ませて稚魚を育て、河川に放流しています。こうしたアユのことを「人工海産系アユ」と呼び、福井県では「ふくいアユ」と称しています。ふくいアユは、天然アユと性質が似ていて、生まれた稚魚は海で死ぬことなく育ち、また河川に上がってくるため再生産が可能です。
Size.
一年で約10-30cmに
分類. アユ科アユ属
脂ビレを持つサケ類のグループ。仲間にはワカサギやシシャモがいる。
Color.
縄張りを張ると「追い星」と呼ぶ黄色い斑紋が胸に浮かぶ。
習性.
川底の石に付いた藻類をさかんに食べ、条件のよい石の周りにナワバリをつくる。ほかのアユが近づくと体当たりで追い払う。
釣期
多くの河川で6-9月。
アユの暮らし
春3月〜5月
大きさ10cm程度に成長したアユの稚魚は、半年間慣れ育った海から、一斉に川をのぼる。
秋9月〜
成熟したアユは群れで、産卵のために下流に向かう。中流から下方の、小石の浅瀬で産卵し、一生を終える。
夏6月〜
川の中ほどにたどり着くと、石に生えた藻類を食べて大きくなる。より多くのコケを食べようと「縄張り」をつくる習性がある。縄張りに入った他のアユを追い出そうとする習性を利用した「友釣り」の解禁だ。
冬11月〜
ふ化したアユ仔魚は、川を流れ下り海での生活に入る。河口からさほど離れない場所で、プランクトンを食べて成長し、春を待っている。
アユ釣りの方法
アユを釣る方法は、全国的に「友釣り」が人気です。日本で独自に発達した友釣りは、極細のイトを張った9mクラスの長ザオでオトリアユを流れに送り込み、ナワバリを形成しているアユにアタックを受けさせるというもの。ナワバリの主はオトリアユを追う出そうと激しいアタックをしている間に、おとりにぶら下げた針に引っかかったところを釣り上げます。友釣りはアユのナワバリを形成する習性を利用した釣りで、アユの勢いでサオが大きく曲がり込む釣りが他に類のない痛快さが、釣り人を魅了します。
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アユは釣ってよし!食べてよし!
アユの塩焼き
夏の訪れをつげるアユは、川底の藻類を食べて育ち、スイカに似たような独特の香気がする魚です。別名で香魚とも呼ばれていて、そんなアユの魅力がもっとも感じられるのが「アユの塩焼き」です。アユの塩焼きは、頭からかぶりつくのが醍醐味です。じっくり焼き上げたアユは、頭から中骨まで丸ごと食べられます。ほくほくとした身と、ほんのり漂う心地よい内臓の苦みを感じることが出来ます。夏の美味しい自然の恵みです。